蛮幽鬼@新橋演舞場
『蛮幽鬼』
2009年10月某日 新橋演舞場
[作]
中島かずき
[演出]
いのうえひでのり
[CAST]
伊達土門/飛頭蛮:上川隆也
京兼美古都:稲森いずみ
方白/刀衣:早乙女太一
稀道活:橋本じゅん
ペナン:高田聖子
音津空麿:粟根まこと
稀浮名:山内圭哉
遊日蔵人:山本亨
京兼惜春:千葉哲也
サジ:堺雅人
演舞場公演の最後のほうに観にいってきました。
新感線の舞台は、大阪に『蜉蝣峠』を観にいってからだから久しぶりでした。
今回は古田新太さんがいない・・・と、若干テンション下がりつつも、相変わらずの超~豪華メンバーを楽しみにしていました。
いやぁ~上川さんは裏切らないね♪
テレビなどではよく拝見していましたが、舞台は初めて。
でも、この方はやはり舞台の人なんでしょうね~~。すんごい存在感に圧倒。
序盤の夢や希望を抱くキラキラした好青年から、恨みと絶望を抱く「鬼」まで、すんごい演技の振り幅ですな。
それでいてお笑い部分も全力投球(笑)。
すごいなぁ~またいろんな舞台で追っかけたいです。
新感線メンバーは鉄板で安心して腹抱えて笑うことが出来ました。
特にじゅんさん・・・
捕らえられて「建設会社社長に連絡取らせてください」とか「介護の仕事をしたい」とか時事ネタを織り込んだアドリブ、客席を巻き込んだコール&レスポンスでは「みんなが声出すまで次のシーンに行けないよ~」と観客を恫喝する自由さ、それでいて芝居では圧倒的に魅せるし、本当に面白い人だー。
山内圭哉さんも好きな舞台俳優さんなのですが(G2とかの舞台とかも好きなもんで)、今回は当て書きだけあって本当に良いところを活かしてもらってるなぁ~と感心するくらいステキングでした。こういう情けないというか、アウトローなキレたキャラが似合うよなぁ・・・
テレビや映画でいつもニヤニヤ・・・もといニコニコしていて好きな俳優さんである堺雅人さん、元は舞台の人だと思いますが、私が舞台では意見するのは(多分)今回が初めて。
3階席だったのでニヤニヤ具合はよく分かりませんでしたが、この方は声がいいですね~~。惚れました。舞台において声って本当に重要!!
(新感線の人も上川さんもそうでしたが、腹式呼吸で発声できてるので声が聞き取りやすいし無駄に肩や体が揺れない。特に今回のような大きな舞台では大切です)
この方の役って大抵「いい人」か「いい人に見えて悪い人」か「笑いながら人を殺す人」だと思うのですが、今回のサジは哀しくて切ない役でしたなぁ。
とにかくチケットが取り難い新感線、なかなか毎回観劇することができないのですが、ゲキXシネとかメディアとの連動、豪華ゲストなどなど、観たい!と思わせる仕組みもいろいろあり、しかも舞台が面白い。
来年の舞台も早くも大入り満員必至みたいな感じですが、年1回くらいは観にいきたい!と心に誓った雨の新橋だったのでした・・・
↑何かよくわかりませんが、ロビーにあってみんな写真を撮っていたので、携帯でとってみました。
| 固定リンク