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2015年2月22日 (日)

『エクソダス:神と王』

『エクソダス:神と王』

「エクソダス 神と王」 オリジナル・サウンドトラック

「エクソダス 神と王」 オリジナル・サウンドトラック

(´・ω・`)ネタバレの可能性があります(´・ω・`)

モーゼや「出エジプト記」というとチャールストン・ヘストンの『十戒』の印象が強いのですが、リドリー・スコット監督とクリスチャンベール主演ということで、いったいどういう作品になるのだろう??と期待を持って見てきました。

一番印象に残ったのは、「出エジプト記」で語られている様々な神の奇蹟が、ほとんど自然現象として説明されているところ。
十の災いとして有名なものがことごとく異常気象などで派生したこととし、その自然のメカニズムも作品中にエジプトの学者に台詞の上で語らせるという、徹底した現実主義っぷり。
有名な海割れの場面も『十戒』のような神パワーで海がパックリ割れるようなシーンではなく、あくまでも自然現象による超常現象といった解釈でした。(あまり語るとネタバレになりそうなのでやめときますが)

CGでなんでも表現できる時代に、あえて自然現象として表現する(もちろん、自然現象を自然に表現するためには高度なCG技術が必要なのですが)その心意気がすごいじゃないですか。

案の定諸外国では「史実と違う」という批判が上がっているようですが(もちろん「史実」とは旧約聖書に書かれている神の起こした奇蹟という設定です)、確かに山に登って洞窟で石板にコツコツと「十戒」を彫っているモーゼの姿は見たくなかったかと(笑)。
しかしある意味、キリスト教やユダヤ教などにそれほど思い入れのない日本人にとっては、結構納得できる内容なんだよなあと思いました。

また、エジプト王家の一族として育てられたモーゼが、実はヘブライ人で救世主として生まれてきた選ばれし者だったという、貴種流離譚のような逆貴種流離譚のような、こういう設定も日本人は大好きですよね。
ですので、海外では評判が良くなくとも、日本では純粋に映画として楽しめる人も多いんだろうなぁと思いました。

映像は美しくかつ緻密、音楽も壮大で、エンターテイメントとして楽しめるのも良かったと思います。
大画面、高音響の映画館で見てこそ、素晴らしさのわかる映画だなぁという感想です。

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