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2013年1月 6日 (日)

『大奥~永遠~』

『大奥~永遠~』

大奥 [右衛門佐・綱吉篇] 映画パンフレット
大奥 [右衛門佐・綱吉篇]
松竹/アスミックエース
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逆転大奥シリーズ、映画吉宗編、テレビドラマ家光編に続いての映像化映画作品。

テレビドラマの有功・家光編では大奥の誕生する経緯を描いていたため、どちらかというと地味~な画面でしたが、こちらは元禄時代の絢爛豪華な大奥の世界ということで、煌びやかな衣装やセットが正月早々目の保養になりました。
特に桂昌院の袈裟と綱吉の着物・髪飾りはどれもよかったなぁ~
あまり着物や袈裟には詳しくないけど。

右衛門佐役の堺雅人、家光編では主人公の有功を10代から演じていたのに、こちらではいぶし銀の50代まで。役者さんは大変だ・・・
はんなり上品な中にも強烈な野心を持っている右衛門佐、キャラクターにピッタリでしたな。
聖人君子だった有功と上昇志向が強くてやり手の右衛門佐、ドラマから映画と短時間の間に見ましたが完全に別人だったのはさすがです。

綱吉役の菅野美穂、いやぁキリっとしていてキレイでした。
豪華な衣装が似合っていました。
将軍として長年君臨する威厳も出しながら、父親からの呪縛、跡継ぎを産まなければならないプレッシャーにがんじがらめになっている悲哀や、周囲からの操り人形に過ぎないと絶望している白痴美的な様子まで、難しい役だなぁ。

西田敏行の玉栄はお笑いと悲哀が入り混じった絶妙さでさすが。
若玉栄の田中聖が数十年後には大変なことに・・・とは思いつつ(笑)、くりっとした目元などは似てないこともないかも・・・いや・・・

しかし、歴史的にも意味不明法として有名?なあの「生類憐れみの法」をこんなストーリーに仕立て上げた原作はすごいっす。
生い立ちから愛よりも野心を取った男と、愛よりも使命を背負わされた女の、ままならない運命が切ないです。
最終的には二人は幸せだったのか?不幸だったのか?
なかなか考えさせられるラストでした。

とはいえ、全体的に薄い印象がぬぐえない映画でした。
原作をなぞっているだけのストーリーではなく、もう少し登場人物の心の機微のようなものがわかりやすくてもよかったんじゃないかなぁと残念に思いました。
主役の二人が一目ぼれにはじまり、気持ちを押し殺したまま数十年を過ごしていく過程がいまいちよくわからないというか・・・その辺は私の想像力が足りないだけかもしれませんが。

でも時代劇が少なくなっている今、こういう美しい世界を見せてくれる映画は貴重です。
とりあえずシリーズはここで完結するようですが、まだ原作も続いているようですし、いずれば幕末編なども見てみたいなぁ。

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