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2012年11月10日 (土)

『最強のふたり』

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ネタバレの可能性があります

以前から評判の良かったこの作品、楽しみにしていました。
フランス映画が日本でメジャーな人気になるのって、けっこうめずらしいような。
「アメリ」みたいなフランスらしいおしゃれ映画が流行ったことはありましたが、快挙じゃないでしょうか。
やはり良い作品は世界各国共通というか。

大富豪だが事故で半身不随となったフィリップと、貧困層出身でムショ帰りの青年ドリス。
普通なら絶対相容れないであろう二人が次第に友情を育んでいくストーリー。

いやぁ、正直感動作かと思って観にいきましたが、最初から笑いに次ぐ笑いで、こんなに笑える映画だったとは思いませんでした。
なんか登場人物全員がひねくれたヤツに見えて根は善人だからかなぁ~
フィリップの養女の彼氏なんて、最後のほうは登場するだけで笑いを取っていました。

障害ネタで笑いを取るなんて不謹慎な気がしますが、フィリップとドリスの間にお互い差別意識を持っていないという絶対的信頼関係があるから、ギリギリで笑いに昇華できているなぁと思いました。
まぁハゲのおっさんが「誰がハゲやねん!」と自虐ネタで笑いを取る感じに近いというか。
フィリップの障害、ドリスの出自というのは、第三者から見れば社会的弱者といえる存在かもしれませんが、本人たちが本当に必要なのは上から目線の同情ではなく同じ目線で言いたいことを言い合える相手だったということでしょうか。
お互い不足しているものを補い合う関係というのはとてもいいなぁと思いました。

笑いに次ぐ笑いで、ときどきほろっと泣かされる。
映画館は比較的年配の人も多かったのですが、こういう安心して観られる映画というのを今の日本人は欲しているのかなぁと思いました。
実話を基にした映画ですが、二人の関係は別に特別なものではなく、我々の周りにも見逃しているだけで結構ありがちな話なのかもしれません。
そう思わされました。

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