« 桜咲く週末に広島に起こったいろいろ。 | トップページ | 『アーティスト』 »

2012年4月 8日 (日)

僕達急行 A列車で行こう

僕達急行 A列車で行こう

僕達急行 A列車で行こう (集英社文庫)
僕達急行 A列車で行こう (集英社文庫) 長尾 徳子

集英社 2012-02-17
売り上げランキング : 20790


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

今日はファーストデーで、映画館は大盛況。
日曜日と重なり、天気の良かったこともあいまって家族連れが多かったです。

森田芳光監督の遺作となったこの作品。
テイストは同監督の「間宮兄弟」みたいなゆるーくて小ネタが満載で思わずニヤックスッとしてしまうような、心温まる作品でした。

鉄っちゃん(鉄道オタク)がテーマの作品でしたが、鉄ちゃんとひとくくりに言ってもいろんなタイプがあるんだなぁ。あれだ、同性愛の世界もニューハーフだのゲイだの女装だのいろんな種類があるようなものか。
アパートのトレインビューの話とか、いろいろ(無駄な知識の)勉強にもなったし。

主演は松山ケンイチと瑛太。
二人の役はキャラクター的には逆じゃないか?と思いながらも、でも結果的にこのキャストで楽しめました。

松山ケンイチ演じる小町は大手ディベロッパーの本社勤務のエリート、やたらと女にモテる。(でも鉄っちゃん)
長身でちょっと飄々とした雰囲気があって、エリート社員。
そりゃ女にモテるわな。

瑛太演じる小玉は、父親が社長をやっている町工場勤務で、鉄製品がとにかく大好き。
仕事もできるし人情にも厚いが、女性と出会う機会すらなくモテない男の典型。

この二人のやり取りが、なんだか自由でちょっとかわいくてとっても良かったです。

正直ご都合主義なストーリーではありますが、それもまたメルヘンな雰囲気をかもしていてとってもいいです。
小町が鉄オタクとして仲良くなった相手があの人だったり、もういかにもこちらが事前に推理できるようなご都合もあれば、これまたご都合だなぁ~と思っていたのに肩透かしを食らったり(サッカーユニでランニングする大地主のあの人があの人とあれだった・・・と思ったらアレにならなかったというのとか)、そういう微妙な小ネタが散りばめられているのも面白い。

「好き」なことに正直になると、ともすれば変人扱いされることもある。
(私なんか、一人でサッカー観にいったり奈良へ行って古墳巡りしたりしているのを会社でいうと、皆確実にひいているし)
でも、人からどう思われるか?と思って「好き」を隠したり、やめてしまったりするのはなんとももったいない。
「好き」を追求すれば、いつかいいこともあるよ、そう言ってもらっているような、心温まる映画でした。

電車で向かう田舎の風景もどれもステキだし、春のこの時期にフラっと見るのに適した映画でした。

|

« 桜咲く週末に広島に起こったいろいろ。 | トップページ | 『アーティスト』 »