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2012年3月25日 (日)

『しあわせのパン』

しあわせのパン (ポプラ文庫) しあわせのパン (ポプラ文庫)
三島有紀子

ポプラ社 2011-12-06
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『しあわせのパン』

ネタバレの可能性があります

しかし原田知世はすごい。
最近は「美魔女」とか言う言葉で「キレイなおばちゃん」がもてはやされているが、そういうレベルではないだろう原田知世。
若く見えるとか昔とかわらないとかいうレベルではなく、ひたすら「年齢不詳」。
20代といわれればそうみえるだろうし、逆に200歳といわれても納得してしまいそう。
だから、ラストに大橋のぞみちゃんの声の正体が判明したとき、ある意味衝撃的だった。
(大橋のぞみちゃんのナレーションは、てっきりひつじさんだと思っていた・・・)

いや~北海道いいねぇ!!
あんなステキな景色を背景にしたオーベルジュに滞在してみたいよ・・・

と思わせられるものの、やはりファンタジーの世界の映画、私のような高齢単身者が見てはいけないタイプの映画でした(笑)。
やたらとひとつのパンを分け合う登場人物たち、
私ならひとりで全部食う。

冒頭の絵本のアニメーションからはじまり(原田知世のナレーションが素晴らしい!)、バス停の名前表示がひらがな(だったっけ、カタカナだったかも)だったのも、荷物や手紙が名前だけで届けられてしまうのも(山形・孫みたいなものか)、大泉洋が最後まで面白いことを言わないのも、すべてファンタジーの世界だからでしょう。

ただ映像に関しては、おそらく絵本の世界的な雰囲気を出そうとしてか、全体的に粗くて平面的な映像だったのがちょっと残念。
たしかに非日常の雰囲気は出ていたものの、せっかくの月浦や洞爺湖のスケールの多きな景観がベタっとした画面になってしまい、もったいないなぁ~と思いました。
関係ないですが大河ドラマのプログレッシブ撮影がいろいろ言われているようですが、我々もハイビジョンのクリアで鮮明な映像に慣れすぎていて、どこかもやっとした画素数の少なそうな画像に対して違和感を感じるようになっているのかもしれませんが・・・

「水縞くん」「りえさん」とえらい他人行儀な呼び方の夫婦。
夫婦にみせかけて、実は訳アリ・・・?と深読みしそうになりましたが、最後の最後で普通に夫婦かよ!!と分かるエピソードがあるので、まぁ普通に夫婦なのでしょう。

原田知世演じる「りえさん」、心に闇を抱えた設定。
どうやら鬱病や統合失調症のようなものををわずらっているようなのですが、具体的にそういう説明やシーンはありません。
その心の闇がなんなのか説明されていないので、もしかしたらりえさんは親殺しなどを犯し、自分にホレている水縞くん(=大泉洋)を利用して逃亡、北海道は月浦まで流れてきたのか・・・などと映画を見ながら妄想していましたが、全然そんなことはありませんでした(笑)。
まぁそりゃそうか。

しかし水縞くんが作るパンはどれもおいしそうだった~♪
映画観た帰りに広島アンデルセン本店へ直行し、カンパーニュを購入してしまった(笑)。
りえさんの作るコーヒーも料理も、シンプルだけど最高の食材を使った素朴なもので、これもおいしそうでした~。
空腹のときに見るとたまらなくなりそうだ。

とにかく癒し系の映画でした。
うっかりすると寝てしまいそうなくらい(笑)でした。
こういう、ほっこりしながらも、ちょっと心温まる事件がおきるという映画はいいなぁ。

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