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2011年11月 3日 (木)

シネマ歌舞伎『一谷嫩軍記熊谷陣屋』

シネマ歌舞伎『熊谷陣屋』

広島八丁座でのシネマ歌舞伎第2弾に行ってまいりました。

八丁座、やはりいい劇場です。
ゆったりしたソファなど、清潔感のあるハコモノももちろんいいのですが、職員のみなさんが法被を着て暖かく出迎えてくれる感じがなんとも居心地がいい。
シネコンのシステマチックな、いい意味でほっとかれる感じも好きなのですが、ミニシアター(といっても八丁座はそれにあてはまるかどうか微妙なところですが)特有の映画好きが集うある意味マニアックな雰囲気もいいものです。

前回はほうじ茶アイスを食べましたが、今回は紅茶とドライフルーツを映画館併設のカフェで購入。なんともおしゃれ?な組み合わせで、映画を見る雰囲気じゃないですが、どちらも美味しかったです。っていうか、ドライフルーツが意外と安くて美味しくてびっくり。食べるときに音や匂いがしないから実は映画見る時のおつまみにむいているかも。

さて肝心のシネマ歌舞伎。
最近人間国宝になられた中村吉右衛門丈が初代吉右衛門の当たり役熊谷直実を歌舞伎座さよなら公演の最終月に演じたということで話題になった本作がシネマ歌舞伎で登場。
舞台映像の前には、吉右衛門丈へのインタビューやあらすじなどをまとめたものが上演されたりと親切な構成。
広島で、全国と同じ公開日でシネマ歌舞伎が見られるなんて、なかなか感無量でした(←大げさすぎ)

今まで見たシネマ歌舞伎は舞踊物や世話物がほとんどだったのであまり心配はなかったのですが、今回は時代物ということで、意味わかるんかいな・・・と不安を抱いて鑑賞。
歌舞伎の舞台ではイヤホンガイドを借りることがおおいのでへっちゃらなのですが、ガイドも字幕もない映像は、事前にあらすじの知識を仕入れていてもわかりづらかったなぁ。。。と思っていたら、一部劇場ではシネマ歌舞伎用のイヤホンガイドサービスもあったようですね。いや〜、これは必要でしょうイヤホンガイド。

吉右衛門丈、見た目も声も演技も、本当に素晴らしい役者さんです。
今回の直実も本当に魂のこもった演技がスクリーンからも伝わってきて、鳥肌モノでした。
とくに最後の花道をはける場面、僧形になった直実が笠で涙を隠すようにして走り抜けるシーンは、静寂の中で直実の隠された激情が溢れ出すような様子に圧倒。
多分劇場でははっきり見ることができないであろう演者の表情や涙が見られるのもシネマ歌舞伎の醍醐味。まぁ、あまり積極的に見ないほうがいいものも見えてしまいますが(笑)。

また次回もシネマ歌舞伎上演されるのでしょうか。
新作もいいけど、過去の作品もみたいなぁ〜。

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