『まほろ駅前多田便利軒』
ある年の年始、まほろ駅前で便利屋を営む多田(瑛太)の元に一匹のチワワと一人の男が転がり込んできた。男の名前は行天(松田龍平)、多田の中学時代の同級生。学生時代は一度も声を出さないほど無口でクールな男だったが、目の前に現れた行天は、無駄なまでにしゃべりまくる。なんとなく事務所で同居を始めた二人は、便利屋の仕事を通じで様々なまほろ市民と出会っていく。
期待していた以上にいい映画でした。
冒頭の町田市の映像も、原作を読んだときに想像していた街並みよりも相当都会でビビりました(笑)。
瑛太や松田龍平が主演ということでサブカルチャー的なオシャレ映画になるんだろうなぁ~なんて思いながら見始めましたが、結構骨太で地味で、ミニシアター的な雰囲気がしてモロ好みでした。
原作を読んだとき、多田が瑛太ってオシャレ男子すぎないか??と思っていましたが、役作りかいい感じに小汚く(←一応褒め言葉・・・)なっていて、すっかり多田でした。
クライマックスの多田の独白シーン、長回しで徐々に感情が高ぶっていく様子の演技は見事で、惚れ惚れしました。っつーか芝居っぷりを見るのに必死で、せっかくの感動シーンを堪能できなかったので(笑)、もう一度映画を見直したいくらいです。
松田龍平の行天は、イメージ通りの変人っぷり。
ガタイもいいし小汚いんだけど、いい意味で微妙に女の子っぽさがあるというか、多田がついつい世話焼いてしまうのがわかる感じがしました。なんかほっとけない雰囲気があるんですよねぇ~。しかしぶっ飛んだ役をすると、やはり上手いですな。
「ウャヒャヒャヒャヒャ」みたいな変な笑い方が耳について離れない(笑)。
星役の高良健吾もやばすぎるインテリヤクザ役にはまっていました。
この人はこういうキレた役も朴訥とした好青年も両方演じられるのがすごい。個人的にはアンドロイドみたいな人間じゃない役で見てみたい(笑)。
「走れ、便利屋」の言い方がすごいよかったなぁ~。
登場シーンは短かったですが、シンちゃんの松尾スズキがめちゃめちゃインパクトありました(笑)。NHKドラマの岡本太郎役で壮絶な演技をしていましたが、あいかわらずシンちゃんのようないい加減な役もハマっていました。
原作と比較すると、バッサリ切ったエピソードもあればチンピラストーカーの話のように膨らませてよりメッセージ性を持たせたエピソードもありましたが、その取捨選択が絶妙。
監督が脚本も兼任しているようですが、そのせいでしょうか、とても言いたいことが伝わってくる映画だったなぁと思いました。
![]() |
まほろ駅前多田便利軒オリジナルサウンドトラック 岸田繁 くるり ビクターエンタテインメント 2011-04-13 売り上げランキング : 640 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
| 固定リンク


