『ゼロの焦点』
見合いにより結婚した禎子(広末涼子)は、新婚の夫鵜原(西島秀俊)との新生活を始めていたが、夫が金沢に出張して以来行方不明になってしまった。夫を探しに金沢へ向かう禎子だが、足取りを追うにつれ夫の知らなかった顔が明らかになっていく。
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実は松本清張、大好きです。
ミステリー作家としてももちろんよく読んでいるのですが、氏の歴史研究者としての本はどれも面白いなぁ~と思います。
今年は生誕100年ってことで復刻版の小説もガンガン出されていますが、先日読んだ「火の路」は飛鳥の謎の石像文明と現代の殺人事件が絡み合い、とっても面白かったです・・・
というのはどうでもいいですね(笑)。
ゼロの焦点、こういう戦後間もない時代の独特の雰囲気がにじんでいる感じ、とても惹かれるものがあります。
何不自由なく育った新婚の妻に襲い掛かる突然の悲劇と、辛酸をなめて生きてくるしかなかった女性たちの消せない過去。どちらも悲惨でやるせない思いになります。
禎子役の広末涼子。
キレイで若妻らしい初々しさもあるのですが、なんかお芝居が清張の世界から浮いているような・・・。他の役に比べるとしどころのない役だとは思いますが、終盤犯人を追い詰める辺りはもっと鬼気迫るものが欲しかったような。
金沢の有力者の妻で、婦人の地位向上運動に熱心な室田佐知子役は中谷美紀。
この方は安定感があるというか、いつも予想以上の演技をするので、一番の楽しみにしました。芝居は申し分ないのですが、顔芸がすごかった(笑)。
この人は根っからの女優なんだなぁぁぁぁ~と思いました。
室田の会社の受付嬢の田沼久子は木村多江。
金沢弁??が超~似合う(笑)。貧しいけどひたむきに生きる女性役をやらせると素晴らしい!!地味~な感じですが、こういうのもやはり女優さん!!て感じがします。
なんだか中谷美紀の怪演を観に来たような気持ちで帰ることに(笑)。
2時間ドラマっぽいつくりだったのが若干残念でしたが、当時の雰囲気が画面から出ていたのは良かったです。
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