『HACHI約束の犬』
大学教授のパーカー・ウィルソンは、ある夜、最寄り駅のベッドリッジ駅で迷い犬の秋田犬の仔犬を拾う。最初は持ち主や引き取り先を探すパーカーだが、次第にこの犬に愛着を持ち始め、結局飼うことに。首輪のタグに書かれた「八」からハチと名づけられたこの犬は、パーカーとの絆を深め、パーカーが通勤から帰ってくる午後5時にベッドリッジ駅の前で待つようになる。
渋谷駅のハチ公の話を現代のアメリカに置き換え、リチャード・ギア主演、ラッセ・ハルストレム監督で映画化された作品。
予告やテレビで、リチャード・ギアの「ハチィ~」という呼び声でおなじみです![]()
ネタバレに御注意下さい![]()
ハリウッド版でも名前は「ハチ」、犬種は秋田犬(仔犬時代は柴犬ですが・・・)、映画の最後には実在のハチ公の紹介と、日本人なら誰でも知っているハチ公の物語に近かったのは好印象です。
犬の愛らしさや飼い主との仲の良さばかりでなく、秋田犬に日本の国民性みたいなものを重ね合わせて表現されていたことも良かったです。
ハチが日本の美徳を表現している・・・というよりも、武士・侍そのものといった性質。
むやみに吠えず、媚びず、でも主人と決めた人には忠実で、主人の死後も忠誠心を持ち続けて生涯を捧げる・・・まさに武士道(笑)。
教授の死後、娘夫婦に引き取られた時に、キレイな犬小屋と広い庭、幸せな家族という快適な環境を捨てても自分の主への忠誠を貫くために駅へ向かう姿は、孤高の浪人のようです。
出て行くとき、見送る教授の娘を振り返って「かたじけない」といっているようにも見えるし。(もちろん妄想ですが)
これでハチが武道の達人だったら、藤沢周平作品の主人公になってもいいような勢いです。
しかし、そういう日本的なものは日本人には共感されまくると思いますが、アメリカや他の国ではどうだろうか・・・
ジャポネスクな、ミステリアスな日本犬!として人気になればいいですが。
ハチがトランスフォームしたり、誘拐された娘夫婦の赤ちゃんを救ったり、悪徳新聞記者にハチが復讐!みたいな展開だったらハリウッド的なんでしょうけど・・・
淡々として静謐な、それでいて温かい映画だと思うので、ヒットして欲しいですね~
私は犬を飼ったことがないのですが、それでも充分感動しました。
愛犬家の人が観るんだったら、多分バスタオルが必要です。
どうでもいいですが、ハチのしょんぼりした表情が時々浦和レッズの山田直輝選手を彷彿とさせました。
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