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2009年3月 4日 (水)

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

チーム・バチスタ事件から1年後、ようやく活気が出てきた東城大学付属病院に新たな激震が走った。倫理委員会の委員長であり、不定愁訴外来(通常グチ外来)担当の田口医師の元に、救命救急の速水センター長と医療メーカーの間に収賄疑惑があるという匿名の告発文書が届けられたのだ。「ジェネラル・ルージュ=血まみれ将軍」と影で呼ばれる速水センター長は、キレ者だが独善的な性格のため、院内では煙たがられる存在だった。院長から極秘に調査するよう指示された田口はしぶしぶ関係者らしき人たちの調査を始めるが、その矢先、告発された医療メーカーの支店長が病院のヘリポートから飛び降りた。動揺する病院に、厚生労働省の白鳥が救急車で運び込まれてくる。はからずも再会してしまった田口と白鳥は、いやいやながらも真相の究明に乗り出した。

試写会で観てきました~

ネタバレに御注意下さい

しかしこの東城大学付属病院のお医者さんたちは、やたらと大声出して恫喝する。医療現場で大声で叱咤するのは分かるのですが、会議の最中もやたらと怒鳴りあうんです・・・映画の作り手側の意図なのか、医療現場ってあんなものなのか知りませんが、なんとなく不愉快になるんですよねぇ。

とはいえ、映画は期待以上に面白かったです。
月曜にTBS地上波で第一作「チーム・バチスタの栄光」が放送されたので、予習のためにも見ましたが、そっちよりもこの二作目のほうが面白いと思いました。

ジェネラル・ルージュ=速水医師を演じるのは、堺雅人。
とにかく役者として優秀な人だなぁ。いい人に見えて、実は危険人物・・・みたいな役が多い人ですが(某大河ではアホに見えて実は聡明・・・というイレギュラーなパターンでしたが)、今回はしょっぱなから黒い!!黒すぎる~。
速水医師は単なる正義感あふれる男として演じていないところが良かったと思います。
ああゆうお医者さんっていますよね。腕はいいけど、普段の生活はだらしなく適応能力がない、みたいな。優秀そうだけど机の周りは書類や空き缶だらけ、診察台にもカルテが山積みでその合間を縫って患者が横たわる・・・みたいな先生に当たったことがあります(笑)。そういう意味ではリアルだなぁ~なんて思いながら見てました。

高嶋(弟)の沼田も素晴らしい演技を堪能させてもらいました。
あの陽気な雰囲気の高嶋さんが、ねっとり冷たい不気味な男になりきっていました。
ワンポイント出演の佐野史郎の「えーらいこっちゃ、えーらいこっちゃ」も無駄に印象が残っています。同じく一瞬登場の玉山鉄二も無駄に男前。ワンポイントながら、医師の役作りバッチリでした。

竹内田口と阿部白鳥のコンビも息が合っていますね~。
二人とも間合いの上手い役者さんなので、かみ合っているようでかみあっていない二人の会話は面白かったです。
白鳥のガリバー姿には劇場も大笑いでした。白鳥が田口に言う「すっこんでろ!!」では大爆笑。

映画見ようかどうするか悩んでた作品でしたが、クライマックスのヘリが四方から飛んでくるシーンの、あの臨場感は映画館ならでは!!
劇場のあちこちからパラパラパラ~とヘリの飛行音がしてきた時は鳥肌がたちました。
ウチの年代モノブラウン管テレビでは絶対に再現できません

今度は小説も読んでみたくなりました。
しかしジェネラル・ルージュの凱旋にたどり着くまで、チームバチスタとかナイチンゲールとか読んでおいたほうがいいんでしょうねぇ。長期戦になりそうだ。

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