ゲキXシネ『SHIROH』
海はつながっている。
一人は、神の声を持ちながら人々のために歌うことを知らず、
一人は、神の声を失いながら人々を導こうとした。
二人のSHIROHが出会うとき、三万七千人の叫びは神の歌となる。
(ゲキXシネ第三弾『SHIROH』フライヤーより)
平日夜に行ったにもかかわらず、そこそこ埋まっていてびっくり~。
広島会場では追加上映も決定し、好評のようですね。
ゲキXシネ一弾の頃は平日の夜にひっそりとやってたんですが、こうなると今後のいろんな作品の上映に期待したいですね~。
さて、作品について。
ライブでの『SHIROH』は大阪公演を見に行く寸前だったんですが諸事情によりかなわず。
ってことで、今回のゲキXシネは相当期待して見に行ったんっすよ。
期待以上によかったです~
まず天草のシロー役の中川晃教さん、突き抜けるような気持ちの良い歌声、抜群の歌唱力、まっすぐな少年らしさ、今回のシローはまさにはまり役ではないでしょうか。っていうか、彼以外にシロー役のできる役者というと、なかなか思いつかない。
終盤の「さらば神よ」、鳥肌が立ちました。この曲はデーモン小暮閣下の歌詞もすごい。悪魔は元は天使だったとのことですが(堕天使という言葉の通り)、彼の歌うこの曲はまさに天使と悪魔が表裏一体であることを具現化してるような。
益田四郎時貞役の上川隆也さん、さすがの存在感です。演技力はもちろん、殺陣もいいし何より立ち姿が美しい~。歌も変に聴かせようとせず素直に歌ってて、予想以上に良かった。(四郎は神通力を失った男なので、抜群の歌唱力でもねぇ・・)
山田寿庵役の高橋由美子さん、歌は抜群に上手いし容姿も相変わらずかわいいし、勇ましい寿庵にはまってました。
お密役の秋山菜津子さん、かっこいいっす。裏ヒロインといっていいお密ですが、彼女に共感しながら見てしまいましたねぇ。シローとお密の強い絆はしみじみしていていいです。
板倉重昌役の吉野圭吾さん、正直この人目当てで行きましたが、なんじゃこりゃ~(笑)キモかっこいいとでもいいましょうか。重ちゃんは壮絶な最期を迎えるわけですが、その時の『ウエスト・サイド・ストーリー』のパクりオマージュのようなシーンは爆笑の涙なくしては見られません。
伊豆守役の江守徹さん、今までは中尾彬の相方ぐらいの認識しかありませんでしたが、存在感がすごい。猫の扱いもすごい(笑)。あとラ行がすべて巻舌なのもすごい(爆)。さすが「役者」さんだなぁと。
他にも一癖もフタ癖もある豪華な舞台人ばかりで、みんな持ち味を発揮していてさすがですね。このカンパニーで、今度は舞台で見てみたいです。
先日、911でテロに遭った航空機のボイスレコーダーの音声がニュースになっていましたが、テロ犯が墜落寸前にアラーの名を連呼していたということを聞き、「まるちり」を叫びながら死んでいった『SHIROH』のキリシタン達が重なりました。
400年前の島原が舞台の本作ですが、宗教と戦争という、現代に続く問題であるだけに非常に考えさせられる部分もありました。
すばらしい歌があり、濃いぃぃ~芝居があり、適度に笑いがあり、そして考えさせられる。
ぜひもう一度見てみたい舞台です。
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コメント
きょうアズーロは、時貞に上映されたみたい…
投稿: BlogPetのアズーロ | 2006年4月26日 (水) 09時20分