« XEROX SUPER CUP | トップページ | Jリーグ開幕! »

2006年3月 2日 (木)

『力道山』

『力道山』

戦後日本中が熱狂したスーパースター、力道山。
力道山役のソル・ギョング。
彼が役作りに対して徹底的であることは有名ですが、日本で名のあるレスラーと比較しても決して見劣りはしない体作りは圧巻。気のせいかもしれませんが、相撲時代とプロレス時代ですら体型・筋肉のつき方が変わっているような。
本物のレスラー相手にプロレス、相撲の稽古、さらには全篇ほとんど日本語をしゃべり、果てには歌まで披露。
芸達者だなぁ~と思いつつ、しかし一番の真骨頂は彼の演技。 破天荒かつ繊細、複雑な人物像をひとつひとつ真摯に演技し、力道山像を作り上げていました。 例えば日本人で彼のようなタイプの役者は誰?と聞かれると返事に困ってしまうような、そんな得難い俳優だと思います。 力道山のタニマチ菅野役の藤竜也。 スマートな身なりで温和な笑顔を浮かべていながらもあきらかにその筋の人間だろう~とわかるくらいの凄みを細かいしぐさや表情で表現。
ソル・ギョングとの演技合戦は見ごたえありました。 力道山の妻綾役の中谷美紀。 はかなげでありながら、どっしりと地に足のついた強い女性。 彼女持ち前の目ヂカラが効いています。 先輩力士であり、のちにプロレス界に転身し力道山を脅かす東浪役の橋本真也。
橋本真也選手の現役レスラー姿は余り知らないのですが、プロレスの時の鬼気迫るファイト、華やかな技、そして普段の人懐こい笑顔と、彼のレスラーとしての人気の理由がなんとなくわかった気がします。 映画のラスト、神社での回想シーン。 社殿の赤と満開の桜、すました綾と無愛想な力道山。
日本の美しい風景と二人の静かな幸福感がスクリーンいっぱいに漂ういいシーンでした。
こういう画を韓国人の監督が韓国映画で撮ってしまうなんて、いろんな意味で凄い。

|

« XEROX SUPER CUP | トップページ | Jリーグ開幕! »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『力道山』:

« XEROX SUPER CUP | トップページ | Jリーグ開幕! »