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2006年3月26日 (日)

『プライドと偏見』

『プライドと偏見』

18世紀末のイギリス、片田舎に住むベネット家の5人姉妹は、裕福ではないながらもにぎやかに暮らしていた。ある日、近所の豪邸に独身の富豪ピングリー(サイモン・ウッズ)が引っ越して来る。その夜の村の舞踏会、親友のダーシー(マシュー・マクファディン)と妹とともに現れたピングリーはベネット家の長女ジェーン(ロザムンド・バイク)を見初め、一緒にダンスを踊る。娘たちを裕福な相手と結婚させたがっていた母(ブレンダ・ブレッシン)は大喜び。一方で次女エリザベス(キーラ・ナイトレイ)はダーシーが気になっていたが、彼が自分のことを魅力的でないと言っているのを偶然聞いてしまい、彼の高慢さに憤慨する。

アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたキーラ・ナイトレイ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』で時代モノの衣装がよく似合うことは分かっていたのですが、それにしてもキラキラ輝くほどきれいでした。『ベッカムに恋して』でサッカーに熱中するボーイッシュな女の子を演じているのを見た時から注目していたので、すっかりビッグな女優さんになって、お母さんは嬉しいです。
この作品のエリザベスは、女性は裕福な男性と結婚することこそ至上の幸せという封建的な社会の中で、自分は本当に愛する人と結婚するというある意味現代的な結婚観を持った女性。こういう勝気で恋愛に対して鈍感な女の子って、古今東西問わず少女向け小説や漫画のあこがれのヒロイン像であったりします。キーラ・ナイトレイはその辺のオーソドックスなヒロイン像を素直に演じていました。

一方のダーシーは、金持ちだが高慢チキチキな男。だが本質は誠実で思いやり深い人物。演じるのはマシュー・マクファディン、ダーシーの不器用さとかわいらしさをうまいこと表現していました。最初「ぐぇ??この人がヒロインの相手役?」と思うのですが、ストーリーが進んでいくにつれ男前に見えてくるから不思議。普段は立派な紳士ぶりなのに、エリザベスを前にすると子犬のような潤んだ瞳になるのがポイント高し。ただ、雨の中のシーンでは危険な前髪にある意味ドキドキ(笑)

他に印象に残った人物では、ドナルド・サザーランドのお父さん。エリザベスがコリンズさんからの求婚をこっぴどく断った時と、ラストの演技に泣かされました。娘を信じ、思いやる愛情深いお父さんでした。

ピングリー、お金持ちの坊ちゃんらしい大らかさと、打算でなく人を愛することができる素直さ、本当にいい人~って感じでした。
ベネット家のお母さん、根はいい人なんだろうけど、本当に思慮が浅いというかやや浅ましいというか、娘の恋愛の足を引っ張ってどうするんだ~?と思うことしばしば。でも、それらもすべて娘たちの幸せを思うが余りの行動なんですよねぇ。
それに一番下の妹。ネタバレになるので書けませんが、この子は今後もいろいろと問題をおこしそうな予感(笑)。そのたびにエリザベス&ダーシーが頭の痛い思いをしそう・・・

映画としては、イギリスの片田舎の風景が本当に美しかった!!
特にラストの夜明けの風景、映画館で見て大正解でした。
また舞踏会のシーン、長まわしなのか??いろんな場所にいる登場人物が次々に現れてくるシーンは圧巻でした。しかししゃべりながらダンスって大変そう・・・

文学作品の映画化ではありますが、エリザベスとダーシーの不器用な恋愛は十分感情移入できました。
今度は原作の小説や評判のいいテレビ版(コリン・ファースがダーシー役だそうです)も見てみたいなぁ~

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